空自次期輸送機の初飛行試験=機体不具合で大幅遅れ−川重(時事通信)

 川崎重工業は26日、航空自衛隊の次期輸送機試作1号機(XC2)の初飛行を空自岐阜基地(岐阜県各務原市)で行った。XC2はC1輸送機の後継として2001年度に開発が始まったが、強度不足などが判明し、07年9月の予定だった初飛行が大幅に延期されていた。
 防衛省によると、今後、同社や同省が飛行試験を重ね、量産化に向けた予算要求をする。
 XC2は全長、全幅各約44メートル、高さ約14メートルで最大積載量はC1の約4倍の約30トン。航続距離は12トン搭載時で6500キロ(C1は2.6トン搭載で1700キロ)など輸送力が大幅に向上する。 

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